在宅ワーカー苦労ブック | 在宅プログラマのデメリットとは

在宅プログラマのデメリットとは

プログラマは在宅勤務に向いているといわれている仕事の一つです。作業をするときは誰にも邪魔されずに仕事ができる環境でやった方がはかどるというタイプの方には最適だといえます。

同僚がたくさんいる広いフロアでやるよりも自宅にこもって作業をする方が集中できるという意見も多く挙がっています。職場内での情報共有や仕事の報告はWEB会議でもできますし、仕事の進捗報告などもデータ伝送で済むことが多いため、連絡の意思疎通にも困りません。今では多くの企業が在宅勤務の制度を整えてきていますし、特にIT系の企業ではその傾向が強いようです。

しかし、家で仕事をすることのデメリットも存在します。一つは、ちょっとしたことで職場の同僚に聞いたり、休憩時間に気分転換で話をする機会がまったくなくなってしまうため、コミュニケーションをとる機会が激減してしまうという点です。できるだけ一人でいたいと考える人でも他人との少しのコミュニケーションで精神のバランスを取っているケースも多いのです。しかし、自宅で仕事をするとそういった機会を失ってしまい、かえって精神的なバランスの欠如から作業効率が落ちる可能性があります。

もう一つデメリットを挙げるとすれば、家の中だからといって完全に仕事に集中できる環境になるとは限らないという点です。一人暮らしであれば環境確保は楽でしょうが、家族がいる人であれば簡単にはいきません。家族の理解があったとしても、仕事と生活の区分けが難しくなることもあるのです。その点が在宅ワークのデメリットだと言えるでしょう。